2011-08-12 かにさん 兵庫県 現在の日本に、この主人公のような男性は果たしてどれくらいいるのだろうか。親の介護のためにエリートサラリーマンが仕事を辞める。これは、想像以上に難しい決断である。様々な葛藤の末、主人公はその決断を下すのだが、それは、女性の私から見ても、決して賢明な選択ではなかったと思う。しかし、読み終わった時には、とてもすっきりとした気持ちにさせてくれた。介護の担い手が女性中心である今の日本で、男性の作家が男性を主人公にして、このような小説を書いてくれたことは、今後の日本の介護のあり方に一石を投じてくれたのではないかと思う。
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