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文芸書(文庫を除く)
介護退職
著者名:楡 周平

2011-09-27 北ふくろうさん 北海道
私の母も脳梗塞で介護必要になったのですが、実兄と生活をしていたので介護も兄任せとなりました。小説の中の弟の信吾さんと同じ状況だったのです。
当時は長男だから親の面倒は当り前との思いは有ったのではないでしょうか。しかし、文句も言わずに介護を行い、最後まで看取ってくれた事には感謝しております。
小説の内容を読み込んで行く内に、実話ではないかと思いました。
高齢化社会が進む現状では、フィクションとは言えない現実感が有ります。
主人公の唐木栄太郎は、強い信念を持った人物像が描かれていると感じました。他人の性にしない、前向きに物事を捉える事に共感しました。
小説だからと言ってしまえば、其れまでですが、兄弟・親子の絆を見つめるにも一考を投げ掛けたと思います。
読み出したら一気に読み終える位に充実した内容でした。

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