2012-01-18 大平直也さん 千葉県
本書を読み私も強く共感いたしました。身内のアルコール依存の問題から嗜癖の問題もかじりましたが、本書はギャンブルのところをアルコールと置き換えてもそのまま読めると思いました。安易に依存症を抑制とか、出禁にするとかいいますが、そんな簡単なことではありません。一番の被害者はそれを取り巻く家族です。依存症に対して日本の場合、行政も医療機関も全く無力…というより具体的な支援はありません。全ては依存症を抱える本人の意思に任せているのが行政や医療機関のスタンスであり否認から入る依存症の傾向からすると抑制、治療、出禁などの実効性は期待できず、家族の絶望だけが残るはずです。本当の問題に目を向けるべきですが、我が国は遅れています。
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