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 | 新書 朝鮮学校「歴史教科書」を読む 著者名:萩原 遼/井沢元彦 | 
 | 2012-01-29 加藤泰久さん 千葉県 日朝問題は国際関係問題の中で最大の関心事である.北朝鮮に関する書物を随分と読んできたが,国交のないこともあって,情報量,その正確性において疑問を感じてきた.これに対し本書は,実際に日本の朝鮮学校で使用されている教科書を翻訳した「事実」に基づいたもので,北朝鮮に感じてきた疑問を的確に判断するための資料として貴重なものである.萩原氏の翻訳に対するご貢献と体験に基づく的確な分析,解説,また,井沢氏の様々な国の歴史氏に対するご高察に敬意を表する.次は,このお二人による日本の各政党の北朝鮮問題に対する施策の歴史について,機関紙,集会,直接交渉・行動などの観点から,比較分析をしていただくような企画を期待したい.
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