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一般書籍(小説を除く)
ふたたびの春に
著者名:和合亮一

2012-03-28 sakanoueさん 大阪府
あの大震災を体験する中故郷・福島をこよなく愛する和合氏の熱い
思いが伝わって来る。
自作の詩を和合氏へ贈ります。

春の使命          榊 次郎


冬枯れの曇り空を見上げると
内向きになった心の闇の深間に落ちて行く
だから早くこい 春よ
まだ信じるに足りる明日があるのなら
輝く命の季節の中で
錆びついた知識の呪縛を解き放ち
何もしなくても
何も考えなくても
脆弱な精神は正気を取り戻す事ができる
ただ生きていることだけで
楽しいと思えるような
朝を迎えられる
だから早くこい 春よ

黄昏に包まれる頃
老いの身に忘れかけていた
狂おしいまでの情熱よ
ゆるやかに降りてこい
密かに待ち続けるものたちに
生きる事への再起を呼び醒ます 春よ 
何処よりも早く みちのくの空にやってこい


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