2012-03-31 Tedyさん 広島県 『秋谷』は孤高であり隠逸の花にたとえられる程の世に隠れた逸物、忠節をわきまえ民を尊ぶ清廉な武士の姿は切なくも清々しさを感じさせてくれました。
御家の秘密に翻弄されながらも謀略に長けた家老の妬心と保身に絡め獲られること無く武士(もののふ)としての儀と仁慈を貫き通します。
秋谷の監視役として送り込まれた庄三郎が秋谷の人となりに触れ人生観を極めていく姿にも感服いたしました。
武士の道徳として云われる 『君に忠、親に孝、自らを節すること厳しく、下位の者に仁慈を以てし、敵には憐みをかけ、私欲を忌み、公正を尊ぶ事を以て貴しとなす』 全てが物語の中にありました。
読後感=武士道の誉れこにあり・・・・
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