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新書
「夫婦」という幻想
著者名:斎藤 学

2012-05-04 岩永 絹子さん 佐賀県
タイトルに魅かれ、読み始めた。どうして、妻が、てんぷらを揚げなくなったら危険信号なのか、読み進むうちに、なるほどと思えてきた。こういう私は、20年程維持?してきた妻の座を降りてしまっているから、てんぷらを揚げる相手は、子どもしかいない。しかし、この本は、現在、夫婦を維持されている人、その関係を解消した人、最初からない人、婚姻という枠にはまっていない人、すべての人にお勧めの本である。
 私は離婚したことで、多くの事を学んだ。しかし、心の奥の奥を覗いてみると、子どもに対しての申し訳なさがいつもあった。しかし、この本を読み、その思いが、軽くなったのは事実である。

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