2012-05-26 サンデーランナーさん 神奈川県 自らの環境を従容として受け入れ、その中で自分のやるべきことに敢然と立ち向かう姿は身分に関係なく、すがすがしさを感じる。しかしその際自らの利害を最優先する人間もいて、艱難辛苦の道になるが、自身の意思を通す姿はやはり美しい。主人公の秋谷はじめ家族・庄三郎にも共通しているが、特に郁太郎の友の百姓の息子源吉のふるまい・言動には「凛々しさ」「潔さ」があり、この人物を創作し、表現した作者の筆力はすばらしい。源吉との交流により、郁太郎が成長する物語としても楽しめた。
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