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 | 新書 日本人は、なぜ世界一押しが弱いのか? 著者名:齋藤 孝 | 
 | 2012-09-26 渡辺 博之さん 千葉県 現在の、多くの課題を抱えた日本に対し、日本人の性からの的確な分析・提言をしている数少ない本だと思います。日本人は極東に追いやられた弱い種族で、弱さを克服するため個ではなく集団で生き残る、あるいは弱さを認識してそれを克服する知恵を磨くという分析は、大いに共感が持てました。日本人は「臭いものに蓋をする」傾向がある中、敢えて日本人の弱さを正確に露呈し、それを逆手にとって強みにしてはどうかという提言は、目からうろこです。グローバル競争の中、「勝つ」ではなく「生き残る」というコンセプトは、例示されていた大企業には当てはまらない部分もあると感じましたが、少なくとも日本の会社数の大多数を占める中小企業には一考の価値があると思います。久し振りに共感できる本に出会って、感激しました。
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