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日本人の9割に英語はいらない
著者名:成毛 眞

2013-02-09 島津達雄さん 大阪府
小子は大学で英語を講ずる者.本年4月より高校での英語授業は英語で行われるとかで2年前購入の本書を改めて読み直してみた.長年,大学で英語を教えてきて,近頃悟ったことは成毛氏のご指摘に沿うものだと改めて実感する.英語という外国語は,真にやりたい者のみを対象に行うべきであるという点だ.嫌がるものには絶対に勧めないことだ.現行のように平等という名の必修など百害あって一利なしではないか.いやな者はあくまでいやなのだ.こう思う者にとって英語の授業など100%以上の無駄ではあるまいか.嫌がるものには自ら望む他のこと(他教科,スポーツ等)をやらせる方が何倍も当人のためになるのではないだろうか.生徒・学生の全員が英語を望んでいるなどとは空恐ろしく身勝手な幻想そのものに思える.これこそ教える側の夜郎自大というべきものではなかろうか.繰り返すが高校以上の学校では英語は希望者のみにやらせることだ.更に肝心なのは英語を卒業単位から取り除くことだ.成績評価など区々たることは教師と受講生とが話し合いで決めればよい.評価はしないこともあって良いとすら考える.実に長年に渡り英語教育改善が叫ばれてきたにもよらず一向に変わらないのは現行の必修撤廃にまで踏み込めないことに起因していると思われる.英語が希望者のみを対象に行われると厭でも英語教育は大変身せざるを得ないはずだ.

[編集部からのコメント]
感想の書き込み、ありがとうございます。
英語を実際に大学で教えていらっしゃる方のご意見、大変参考になります。
ありがとうございます。
今後も祥伝社の出版物をよろしくお願いします。
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