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古代道路の謎
著者名:近江俊秀

2013-05-21 小澤知之さん 神奈川県
ウォーキングなどで昔の街道などを歩いてみると、昔の暮らしの
様子を伝えるさまざまな物事に出会うことができます。それらは
ほかの地域では接することのできないことばかりで、言ってみれば
昔の道というのはタイムカプセルのようなものと感じることが
できます。
そのような視点でみると、この本に描かれた古代道路というのは、
1300年前の様子を伝えるすごく古いタイムカプセルであり、深く
掘り下げて行けば今は忘れられている何かも知ることができるの
ではないかと考えます。
試しに静岡平野で発掘された古代東海道から何か情報が読み取れない
かと考えました。北東に50°ほど傾いた直線を北東方向に伸ばすと、筑波山を通って海上にいたり、なんと東日本沖大地震の本震(M9)の震源域に達します。
反対に南西方向に伸ばすと、海上を渡って潮岬に達し、さらに
将来大地震が予想される南海トラフに達します。
単なる妄想かもしれませんが、古代から伝わるタイムカプセルから
何か未来に生かせるヒントが取り出せないかなと、また、ほかの
地域の古代道路からも何か得られないかなと、この本を読んで
思いました。

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