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困った隣人 韓国の急所
著者名:井沢元彦/呉 善花

2013-05-23 谷 晴男さん 東京都
歴史の観方は色々とあり面白いものです。欧米諸国が収奪、搾取を目的とした政策であり、日本は善意の押し付けであったとのことですが、この善意ほど厄介なものはない。悪意の行為であれば少なからず疚しさがあり、第三者の忠告を受容する余地がある。一方善意の押し付けをする者は、自分の行為は絶対に正しく誤りはない、なのに何故理解してくれないのか考え、周囲が見えなくなる。
これこそ現在世界で問題になっている原理主義に通じる、「困った隣人」である。軍部を背景に国家が行えば「小さな親切、大きなお世話」ではすまない。

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