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朝鮮を愛し、朝鮮に愛された日本人
著者名:江宮隆之

2013-06-05 1969さん 東京都
 方子女王について、それなりに読んできましたが、趙重九男爵の祖母である李貞淑と関係のあった淵澤能恵という人は、この本を読むまで知らなかったです。
 方子女王の婚儀について、小田部氏の「李方子」56頁にあるように梨本宮家が結婚適齢期に達した方子女王の結婚相手として英親王を選んだように書かれてますが、未だに「政府や軍部の意向」で進められていると書かれるのだな、と思った。これは小田部氏の「梨本宮伊都子妃の日記」(文庫版194〜195頁)に書かれている事です。
 99頁に書かれている淑明女学校の生徒の服装について、昭和25年に出版された「秘苑の花」という小説には「それは一見して日本の女学生と少しも変わらず、同じ型の制服に同じ髪型をしている。」とあります。

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