2013-09-01 金宏和實さん 富山県 中学生の娘を持つ身としては、いつかこんな日がくるのかもしれないと漠然とタイトルと装画に惹かれた。微妙な話が続く。娘の結婚を超える出来事は起こらない。結婚相手の母親に問題がある。どちらかと言うと微妙な問題なのだが、天然というか、直しようのない性格で周囲の夫婦を混乱させる女性が結婚相手の母なのだ。たしかに、たまにこんな人はいる。あぶなっかしいが悪意はないので、微妙な不安や安堵を繰り返しながら、父と娘のよい別れがやってくる。ついつい読み進めたのは、自分が作者と同じ1961年生まれで、娘の父親だからではなく、ありそうな小さな哀しみとあったらいいなあという羨ましい話がバランスよく綴られているからではないかと思う。
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