書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
ジャッジメント
著者名:佐藤青南

2013-09-13 A・Hさん 千葉県
私も高校時代は野球部に所属しました。野球部の仲間は朝から夜まで一緒に生活するため家族より共に過ごす時間が長くなる事だって珍しくありません。
この本の主人公たちは良くも悪くも不器用な若者たちであり、野球・恋・将来に不安を抱えるごく普通の高校生である面と、大人になった今はそれぞれの道を歩んでいても夢を共有した仲間を救いたいという真っ直ぐな熱い物語でもあると感じました。主人公たちと同じ経験をした私は、野球を経験しなかった方々の目線では見ることが出来ませんでしたが、この本で描かれる友情や協力といった内容は決して綺麗ごとでは無いという事を是非理解して頂きたいと感じます。
たとえ喧嘩別れをしても、親友に自分の人生を託し、背負うことが出来た事は、互いを尊敬し続けていたからであろうと思います。この本は損得で動くのではなく、自分の感情に素直に動くという今の私に欠けている何かを考えさせてくれる本になりました。

戻る