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「依存症」社会
著者名:和田秀樹

2013-09-17 よこさんさん 東京都
本人だけでなく、周囲の人、そしてちょっとあの人まずいかも、もしかして自分はちょっとやばいかも、といったさまざまな人にとって、「依存」というものを考えさせる本。そして、何らかの問題が生じているなら治療をすべきという点を強調し、本人の意思の問題ではないとしっかり言い切っているところはさすがだと思う。ただ、心理療法について、先生とは異なる流れで、着実に依存症治療において効果を積み重ねてきている「認知行動療法」の話を書いていないところは、これだけ事実に基づいている内容にもかかわらず、なぜ書かなかったのかと疑問。ただ、この先生にあってじっくり話したいと思った。

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