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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
壱里島奇譚
著者名:梶尾真治

2013-10-24 りゅーいさん 愛知県
核廃棄物最終処分場、
この本が出たときにはこのことばに現実味があまりなかったかもしれないけれど、
翌年に起こった大震災から現在に至ってはそのことばは人々の意識の中に時には隠れつつも、でもしっかりと張り付いていると思います。
そしてここに出てくる死の島はフィクションではなく
福島をオーバーラップさせます。
テレビでも、今まさに首相がそのことについて話しています。
でも、この本を読んで感じたものは、そんな殺伐としたものではなく、
島民の優しさとほんわかとした島の雰囲気と、
ものすごく非現実的なことのはずなのに自然に感じてしまう不思議現象の数々が引き起こすわくわく感でした。


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