書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
将軍慶喜を叱った男 堀直虎
著者名:江宮隆之

2013-11-07 土屋 章さん 埼玉県
ずっと知りたかった堀直虎の最期その真相、諸説あるなか江宮解釈は、納得できる。また、取り巻く優れた人々、例えば豊福、忠崇、赤松小三郎らにも、感動した。須坂騒動の顛末を知って驚いた。解決の仕方に、義を重んじる直虎の人格が、現れてもおり、先代、先先代への配慮も見事だ。この武士と英邁な根性なし慶喜と、こざかしい勝海舟。死をもってしか諫言できなかった時代に、歯噛みする思いがつのる。本書との出会いが法事で訪れた須坂の古城荘という宿であったのも私にとっては何かの因縁に思える。

戻る