2013-11-13 増田泰久さん 福岡県
日本の里地里山の優れたシステムがよく理解できる内容です。里地里山のシステムを守ることが、現在の日本人の生活や考え方を見つめ直す大きな力になると思います。
しかし、そういう流れが日本の大きな流れになってきつつあるような印象を持っていましたが、「２１世紀環境立国戦略」を作った安倍首相が、TPPに走る事態になっています。当時、浮かれて、国際的に欺瞞的な政策を宣伝してエコノミーアニマルを偽装する先兵役を果たした生態学者たちの罪は大きい。現在の重大な事態に何も対応できないで、まさに「農業遺産」と化す里地里山の運命に、この本の内容に空虚ささえ感じます。
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