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文芸書(文庫を除く)
将軍慶喜を叱った男 堀直虎
著者名:江宮隆之

2013-11-15 萩原悦次さん 兵庫県
タイトルに惹かれて手にした本書ですが、一息に読みました。堀直武という大名のことを、本書で初めて知りました。その生き様、義の心にひどく感動しました。その感動は、躍動感溢れるものではなく、静かで深みを持った感動でした。幕末、賊軍と一方的に決め付けられた側の人間として、持つことを避けられなかったであろう苦悶と苦闘は、我々の想像の埒外のものですが、諫死という自裁を取らざるを得なかったことは、江戸期に醸成された、(下から上への)武士道がもたらした限界行動ではないのか、と考えました。作者にはいつか続編として、諫言を受けた15代将軍の視点から本書の内容を描いてもらえることを希望します。

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