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 | 一般書籍(小説を除く) 僕たちは戦後史を知らない 著者名:佐藤健志 | 
 | 2014-01-30 宮本拓朗さん 北海道 今まで散々言われてきた「戦後」なるものが一体何であるのか、所謂、「保守」と「左翼」の思想的対立が大いなる矛盾を孕んでいることを明らかにし、現代日本社会が置かれている状況を鋭く突いた必読の書である。我々は、今後、混迷極まる社会を生きていかなければならないのであるが、そのためには「過去」を振り返り、「未来」を見通し、「現在」を生きるというプロセスを貫く人間の時間意識を正常なものとする(=筋を通す)必要がある。更には、振り返るべき「過去」を誤らずに正しく認識しなければならないのである。
この書物は「戦後史」というテーマを通じて、我々人間が持つべき、「self-reflection(自己省察)」という謙虚で、かつ懐疑主義的な姿勢の重要性を改めて教えてくれる。
自動車を運転する際、「危険」を回避するために「後方」を振り返り確認するのと同じように、「危機」がもたらす「困難」を克服するために、我々は正しく「後ろ」(=過去)を見る必要がある。
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