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 | 文芸書(文庫を除く) デビル・イン・ヘブン 著者名:河合莞爾 | 
 | 2014-03-15 井口捷三さん 東京都 東京オリンピックとカジノは日本の近未来を占う絶好の舞台装置だが、「デビル・イン・ヘブン」は、国家的陰謀を絡めて、ノンフィクション的手法で読者を惹きつける。特に、パチンコ・パチスロ業界が第三国人と暴力団と警察機構をバックにして40兆円産業に発展し、非合法組織をがん細胞のように社会機構に組み込んだ背景を、見事に見切りながら、魅力的なフィクションとしてのエンターテイメント展開しているところは、単なる近未来小説の域を超えて、さまざまな社会的矛盾に辟易している現代人に勇気を与える社会派小説と言える。
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