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 | 文芸書(文庫を除く) 坐禅ガール 著者名:田口ランディ | 
 | 2014-04-22 やぶこうじさん 埼玉県 美人だったなら、そうやって様々な出会いをあきらめてきた。それにしても美人とはすごいものだ。りん子は多くのものを捨てて美しい顔を得たが、よう子たちが違和感を感じるような美人にしかなることが出来なかった。生まれ持って美しい人はすべてにおいて美しいのだろう。それでも、りん子は美人だからよう子と出会いアイリーンのもとに旅立てたのだと僻んでしまう自分が悲しい。だから、座禅に何を期待しているのかと自問自答し貪欲な自分に嫌気を感じ、苦しみながら、参禅するよう子に深く共感するし、そんなよう子の在り方に救いを感じる。アイリーンの境地にはとてもたどり着けないと自覚しながら、老いの影があらゆるところで忍び寄って来る不安感におびえるわたしを支えてくれる一冊だ。。
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