書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
一般書籍(小説を除く)
仕事に効く 教養としての「世界史」
著者名:出口治明

2014-05-12 有友紗哉香 ペンネーム 愛さん 岡山県
 〈世界史〉ときくと、難解で理屈っぽいイメージ。私が考えているよりも、ずっと地球は広く宇宙は深い。そして百年おきに舞台がかわるため、物事の全体像が捉えにくい。そう思いずっと敬遠していた。しかしこの本に出会って、良い意味で裏切られた。
 と言うのも、昨年から私は美術館で働いているが、作品についてお客様から質問をされても、時代背景や該当する国の文化がわからないと、答えられないことが多いからである。
 けれど、いまさら古今東西の名著を全て読破する余裕はない。そこで、手っ取り早く良い方法はないものか、と悩んでいた時期だったために本当に救われた。また出来事よりも、当時の人の〈心の動き〉に重きを置いた内容であるため、共感したり反発したり、と単なるビジネス本に終わらず大いに楽しむことができる。さらに突っ込んで知りたい内容は、文中で時々紹介している本に当たるなど、調べ方のコツもつかめて得をした気分になれた。 

戻る