2014-05-29 EmEyeさん 神奈川県 山岳小説に属されるとは思うが、今まで読んだ山岳小説に比べると山の厳しさやそれを乗り越える非日常的な人間の精神状態、生と死の狭間における緊張感と言った描写よりも、人間の心の有り様をや生きる意味といった描写に重きを置かれた作品と感じる。
極限状態のスリルを求めて本書に接すると少し期待には沿わないかも知れないが、人間模様を登山話とあわせて楽しむには読みやすい。
基本的には「健常者」として裕也の目線での物語りではあるが、サヤカの存在が色々な意味で良い「味」となる。
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