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ジャンル・タイトル・著者名
祥伝社文庫
蜩ノ記
著者名:葉室 麟

2014-10-26 たいがーすさん 新潟県
秋谷の生き方に感動しました。武士の生き様、すなわち、私心を捨て潔く生きる、名誉を守るために命を懸ける、日本古来の武士道精神、現代の世の中においても、人として必要な精神ではないかと感じました。農民の子である源吉、幼ながらに家族を守る姿は立派でした。父の万治のふがいなさをも許し、友を思い、将来に希望を持ちながらも死んでいってしまう姿には感涙を覚えました。「ひとは心の目指すところに向かって生きているのだ、心の向うところが志であり、それが果たされるのであれば、命を絶たれることも恐ろしくはない」庄三郎が秋谷と接するうちに思い語った言葉が印象的でした。 

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