2014-11-15 齋藤達彦さん 宮城県 人によっては、日本の現在は太平洋戦争の直前の雰囲気であるという。私も当然、当時を知るはずもないが、怪しさは十二分に感じる。香山氏はその一つの背景として“リベラル派”の衰退を認識している。そして、その原因の一つにリベラル派”自体の内面にあることを自覚し、明確に指摘している。誰であってもいずれの集団であっても自己批判は難しいのだが、大変な勇気と覚悟がいるところをよくぞ書いてくれたと諸手を挙げて評価したい。形勢は圧倒的に不利に見えるが、我は正しいとの楽観に流れず、かといって悲観に流れて安易に屈せず、今後も文字どおりの“リベラル”の旗を掲げ続けて欲しい。
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