書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
走れ、健次郎
著者名:菊池幸見

2015-02-12 ねこさん 千葉県
盛岡で初のマラソン大会が開催され、スタートと同時に実況が始まる。やがてトップグループに遅れを取らずに沿道を走っている男の存在に気づく実況アナウンサー。よくいるお調子者とは違うみたいだ。と、マラソン好きにはたまらない設定。思わず最初から引き込まれてしまう。どうして彼はそんなことをしているのか?どこまでついていけるのだろう?様々な疑問と気になるレース展開で読者の気持ちを離さない。やがて証されていく真実。健次郎の苦悩の日々が描かれている辺りから思わず涙が・・・。走っている側、実況する側、大会を企画した側、そして家族など、それぞれの立場で物語は描写されていく。読後は「感動」の一言。やがて爽快感が沸き上がり、自分も頑張ってみようと思える一冊。

戻る