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文芸書(文庫を除く)
残りの人生で、今日がいちばん若い日
著者名:盛田隆二

2015-03-01 佐伯敦子さん 神奈川県
39歳のシングルファザーの編集者と婚活がうまくいかない女書店員が恋に落ちる。いや、そんな突発的なことでなくて、静かにだんだんと二人の間の距離が縮まっていくところが大人の恋愛だなあと思いました。人間年をとれば、好きだという感情だけで生活を共にしていくことができないということも少しづつ見えてくる。なんだかいつの間にか、すぐそこにある恋愛模様を間近で見ているようなそんな気持ちになりました。物語なのに現実感がたくさんあって、盛田さんはやはり上手だなあ。こんなふうな目立たないけれどどこにもありそうで静かな恋愛小説は大好きです。

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