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空き家問題
著者名:牧野知弘

2015-03-12 hideさん 奈良県
「売れない」「貸せない」不動産問題が、首都圏でも起きつつあり、しかも、相続税や固定資産税、都市計画税を含め、メンテナンスや取り壊し費用などの負担により、不動産は「やっかいもの」へと変化している。さらに、空き家問題を通して日本の将来をみれば、日本創世会議の発表で、「2040年、日本では896の自治体が消滅」。これは今の自治体の約半数に値し、秋田県にいたっては、96%の市町村が消滅。また消滅可能都市として、東京都豊島区まであげられている。さらに2060年には日本の人口は4000万人減少し、65歳以上の高齢者が約40%に達するという未来予測。国中に社会インフラを整備し維持していくことが困難になっている。そういった意味でこの著は、国全体に老いが忍び寄る日本への警鐘と再生への願いを込めた力作といえる。

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