|
 | 文芸書(文庫を除く) 下山事件 暗殺者たちの夏 著者名:柴田哲孝 | 
 | 2015-07-26 ライカさん 東京都 今までの「下山本」は決して完成できないジグソーパズルのようだったが、本書は今までどう組み立てればいいのか分からなかった多くのピースが見事に噛み合って事件の全貌が晒されたように感じた。叶わないことだがこの作品を斎藤茂男や矢田喜美雄、そして松本清張に是非とも読ませたい。彼らはいったいどんな感想を言うだろうか。それにしてもこの事件が起きた1949年と現在の日本はどれだけ変わることができているのだろうか。戦争の責任は有耶無耶のままで、戦争中の支配者の後継者たちが跋扈し、占領時代と変わらず対米従属が続いている。この事件を起こした負の側面を引きずったままに思えてならない。
|  |
|