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新書
日本と台湾
著者名:加瀬英明

2015-09-23 冨士縄 昭平さん 東京都
「日本と台湾-なぜ、両国は運命共同体なのか」書評。加瀬英明氏の名前は産経新聞で知っていたが、この本で「外交評論家」とはどのような職業か良く判った。日本と台湾とが米中それぞれの行動に対して運命共同体となるべきとの認識は説得力があると思う。私自身、1972年の日中国交正常化の時に並行して実施された日台断交には当時非常な不思議さを感じたがその理由も理解できた。また、今年6月仕事が終わり、8/15に靖国神社に参拝した時、参道の前で「台湾は中国ではない」と喧伝する団体が、何故あの日、あの場で訴えているのかも理解できた。文中、少々同調しにくい論調もある(例:朝鮮動乱は中共の教唆が原因/私は北朝鮮の暴発と観ている)が、この本は、今の日本でもっと広く読まれて当然と思う。


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