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 | 小説(文庫を除く) 陽気なギャングは三つ数えろ 著者名:伊坂幸太郎 | 
 | 2015-11-13 Rさん 神奈川県 本書を端的に表すなら、帯の通り「軽快、痛快、爽快」であろう。先の見えない展開でぐいぐいと読ませる伊坂先生の手腕には、いつもながら舌を巻くばかりである。てんでバラバラに思われた伏線が次々と繋がって収束してゆくのは実に気持ちがいい。「これぞエンタテインメント!」と拍手喝采したくなるような楽しい作品である。伊坂先生のここ最近の数作は実験的なものが続いた印象であったが、9年ぶりに会う4人の銀行強盗たちは相も変わらずの調子で、同窓会で旧友の変わらぬ笑顔に迎えられたかのような心持ちである。いつか再び彼らの活躍を見られる機会があればこんなに嬉しいことはないが、たとえその機会はなくとも、彼らが今日も明日もどこかでドタバタな日常を送っていることは間違いない。
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