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 | 文芸書(文庫を除く) 私は存在が空気 著者名:中田永一 | 
 | 2016-02-02 まいまいさん 兵庫県 中田永一さんの新刊、楽しみにしておりました。
超能力、と聞くと何か大きな事件でも起こるのか!?と思ってしまいますが、この短編集で描かれる物語はそんな大規模なものではありませんでした。日常の隣で起きていそうな、そんな小さな事件や冒険たち。だけどその物語を読みながらハラハラしたり、わくわくしたりするのを繰り返して、読み終わった時にはハッピーな気持ちになっていました。
私がこの短編集で一番好きな短編は表題作の「私は存在が空気」です。この短編集の中に描かれるどの「恋」よりも、この「恋」が一番素敵で、好きだなと思いました。何度も読み返しています。
中田永一さんの短編集は、きらきらした小さな宝石が入っている宝石箱のようだと時々思うのですが、『私は存在が空気』は、誰かの大切な思い出を詰め込んだ宝箱のような、あたたかいぬくもりを感じました。読んで良かったです。これからも中田永一さんの物語を楽しみにしております。
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