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「依存症」社会
著者名:和田秀樹

2016-04-24 平田稔さん 東京都
依存症から抜けられない原因の一つに借金のからの現実逃避があると思う。「ちょっとぐらい、いいじゃない……」と、軽く考えるだけで懐がさみしくなる。借金の利率を聞くと「できないものは、できない!」とすべて投げたいくらいである。人生も囲碁や将棋みたいに投了するタイミングを逃したり、勝ち負けが付く前に人生が終わっていたり。その後始末に余生を費やしたりしなければならないのが悲しい。後から考えてもなぜそうなるにかわからない。コンピュータに簡単にひねられる私には依存症に対する対策がない。人生を将棋に例えれば子駒の使い方がうまくなるか?囲碁に例えれば一目置くことが何を意味するか?それがわかるしかない。勝ち馬に乗るという考えを持っている人もいるが「二人乗れば、どんな名馬でもダダの馬である。」と言われ、返す言葉もなかった。

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