ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
テミスの休息
著者名:藤岡陽子
2016-09-11 大川 智司さん 京都府
爽やかで清々しい読み物でした。法律と言う大きな規律があり、その前後か上下の世界で人々の思惑が交錯する様は、現実感に溢れたものでした。また、リズミカルに主人公や芳川弁護士の慕情が、散りばめられており、美しすぎる淡い色をした恋愛観がほほえましい。また母子家庭の機微が小説全体の臨場感を盛り上げている。暑苦しい小説が多い中で、清涼感溢れる、ホット一息つける小説でした。