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 | 一般書籍(小説を除く) 売国者たちの末路 著者名:副島隆彦/植草一秀 | 
 | 2009-07-02 ysoktmy10さん 島根県 「売国者たちの末路」を拝読しました。
まず何より、副島氏と植草氏の深い教養と危機感に敬意を表したい。
以下には、拙文ながら1)小泉氏らについて、2)植草氏について感想を述べたい。
1)小泉氏らについて
小泉氏や竹中氏にしろなんにしろ、あの異様な胡散臭さの奥に潜む心の荒みは一体何なのか。
屁理屈が癖になってしまった人間ほど悲しいものはないが、それに葛藤しない心の荒みは一体何なのか。
興味はむしろそこに掻き立てられた。
メインストリートから外れたものたちや、エスタブリッシュメントに対抗する(加入したい)新興勢力の金や権力、地位や権威に対する怨念は凄まじい。
馬鹿にされたくない、尊敬されたい、僕は正しい、完璧なんだ…。
この切なくも素朴な虚栄心が、怨念と複雑に絡み合い、発酵していく過程で人間は修羅になる。
売国者たちとは、修羅の成れの果てではないだろうか。
それは米国がどうこうという次元を超えている。
彼らをそうせしめた「空気」は今も昔も世界中に充満しているからだ。
むしろ売国者たちの末路を嘲笑しているだけではいけないのかもしれない。
2)植草氏について
一年半前に「知られざる真実」を手にして以来、何度も読み返している。
なぜか。それは、知を深める力は、同時に他を深く軽蔑する心性を育ててしまうものだが、植草氏はそうした心性と深く葛藤されていたからだ。
こんなに魅力的な人間はいない。そう思った。
人を動かす言葉は、そうした心性を払拭した心から発せられる。
最後に、相関を因果へと飛躍させる認識の愚かさを味わい尽くした人間が、精神の苦難を乗り越え、清らかな心の叫びを届けてくれるとき、私には何が出来るだろうかと自問する。
植草氏に信頼と憐れみを捧げ、応援し続けるしかないことを歯痒く思う。
一日も早い名誉回復を熱望したい。
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