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小説(文庫を除く)
生活安全課0係 バタフライ
著者名:富樫倫太郎

2016-10-07 村松昌彦さん 静岡県
 生活安全課0係は、富樫氏の新しいシリーズであるが、過去の著作と同じように、文体がたいへん軽快であり読みやすい。また、所轄の警察、しかも私が学生時代住んでいた杉並区(私は地下鉄新高円寺駅の近くに下宿していた。)が舞台なので、馴染みがあり懐かしさを感じた。                        この作品は第三作に当たるが、生活安全部の一人一人が各章の主人公になっており、あたかもモジュラー型ミステリーのように話が進む所がいい。また、登場人物一人一人の私生活が描かれており、内容に深みを加えている。特に高虎と安智のエピソード(名前のない馬、青い影)は心に残る短編小説といえるほどだ。良作!

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