2016-10-10 ぱとさんさん 東京都 現在、東京という大都会のオアシスとも言える明治神宮が生まれた経緯を一人の記者の目を通して、時に感動的に、時に社会の実相とともに読者に紹介し、神宮が生まれることとなった「謎」を解き明かしてくれる。当時の世相や庶民の生き様、さらに明治神宮の祭神となられた天皇その人についても踏み込んで著されており、(たとえそこに作者の想像が混じっていたとしても)現代を生きる我々には非常に興味深い内容だと言えよう。
21世紀に入った今となってはある程度の年齢層に限られるかもしれないが、日本人であれば、誰もが共鳴しつつ、でも、上手い表現を見つけ難かった天皇への感情(畏怖、尊崇、思慕)も十二分に書き尽くされている、と思います。一気に読むことができ、読んでいる間も、そして読み終わってからも、心地よい気持ちになれると思います。
今度は、自分自身が明治神宮を訪れ、その創建を熱望し、応援し、そして実際に尽力された方々に思いを馳せたいです。
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