書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
小説(文庫を除く)
緋い猫
著者名:浦賀和宏

2017-04-06 牧田 八栄子さん 大阪府
私は猫が好きです。購入したきっかけは題名に猫の文字を見た事、そして裏の内容を確認してレジへ。読み始めは戦後の混乱で不幸に巻き込まれた女の子の話か‥どこに猫が絡んで来るんだろう…思ったような小説ではなさそう‥退屈‥まぁせっかくだから最後まで読むか… ところが洋子が青森に行った辺りから読み手の予想の追いつかない、予想を裏切る展開!! そしてラストの数ページでは今までの現実的残酷さから一転、心臓のドキドキさから一転、非現実的で脳みそをドキドキさせるラストシーン。読み終えた後まで私の脳内でストーリーを継続させる面白さでした。焼け焦げた猫の描写はホラーな要素まで最後に埋め込み読者の色んな器官を刺激する素敵な一冊でした。

戻る