書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
また、桜の国で
著者名:須賀しのぶ

2017-05-28 だっきーさん 長野県
第二次世界対戦。侵略と裏切りを幾度も経験したポーランドを舞台に、国籍とは何か、私とは何者か、信頼とは何か。そんなことを考えさせられた歴史小説は初めて。計り知れない悲しみと理不尽と闇が覆う世界の中で、人を想い、信じ、倒れてもなお立ち上がろうとする絆は、何よりも強く美しかった。『ポーランドから見る世界は、過酷かもしれないがきっと美しい。真実と共にあれ。』という言葉が、重く、真っ直ぐ心に突き刺さる。20代の自分に、世界をもっと知りたいと心から思わせてくれた傑作。

戻る