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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
農ガール、農ライフ
著者名:垣谷美雨

2017-09-23 Nさん 東京都
また始まった。物語の終盤で急に始まる出来過ぎとも言える大団円のラストスパート。
正直、本音を言えば鼻じらむ時もなくはない。

とは言え、物語の冒頭から、精神的にも肉体的にも、ジワジワと、真綿で首を絞められるように、ひたすらに散々な目に遭ってきた主人公が、やっと幸せになって一体何がワルイのか!?
むしろこれこそ垣谷節、著者の醍醐味ではないかと最近では感じている。

現実の厳しさや人間の後ろ暗い部分を嫌というほど微細に炙り出し、失礼ながら著者はサディストなんじゃないかと思う時もあるが、読後感は痛快で爽やか。気づけば自分の口角まで上がっているではないか。

生意気な事を言ってすみません。
面白かったです。大好きな作家さんです。

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