ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
また、桜の国で
著者名:須賀しのぶ
2018-02-02 太郎さん 東京都
『不用意な傷を作るな。それはお前を弱くする。他人に触れられていた無用な傷は、己を信じていないから生じるのだ。』という父親からの言葉を受けた慎は、最期までこの言葉の真意に従い、見た目とのギャップに苛まれながら日本人としてその尊厳を追求し続けたのだと思う。
歴史は勝者の観点が正論となってしまうことについて、この作者はそうではないことを訴えかけ、読者にはその気持ちは十分に伝わったと思います。