2018-04-09 門馬 千秋さん 千葉県 日本を東と西に分けて考察するという視点が、今までの他の著作では見られなかったと思います 。西は三つの関所を作って東からの侵入に備えた というのはとても説得力があります 。東は遅れた地域で、確かに字も書けず歌も詠まず、荒くれ者たちの土地だったというのは納得できます。そして、農作物の生産性が低かったために 江戸時代の飢饉では 東北地方に多くの餓死者が出たということなのでしょう。
応仁の乱の論考では70年前の敵を討つというのには納得しました。そして、戦争の定義に当てはめて勝敗を判断しており、斬新だと思います。高校の日本史で習ったときもさっぱり分からず、 最近出た 「応仁の乱」でもよく分からずに読了してしまったという感じでした 。
本郷先生は着眼点がよく、かつ資料も丁寧に調べられ、感心いたしました。
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