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新書
同性婚
著者名:南 和行

2018-04-26 Pさん 新潟県
なぜ「同性」というだけで結婚ができないのだろう。好きになった人が同じ性であった、それだけなのに。このような疑問を以前から抱えていました。世界では同性を好きになるというだけで犯罪になる国が未だに多くあり、そんな中で日本の同性婚制度はどこまで発展しているのだろう、もっと同性愛、同性婚について知りたいと思いこの本を手に取りました。この本では法律の観点から非常に分かりやすく同性婚についてまとめられており、私のように「興味がある、知りたい」と思うような読者の心をきちん満たしてくれました。またそれだけでなく、著者自身の心の葛藤や苦難が生々しく描写されており、より同性婚、同性愛を良い意味で身近に感じました。私はセクシュアルマイノリティと呼ばれる中には入らない異性愛者なのですが、マジョリティ側である私たちこそがこういったLGBTQや同性愛についての「正しい」知識を身につけていくべきだと改めて感じました。同性愛、同性婚について学ぶ出発点の本となりました。ありがとうございました。

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