2018-06-27 Kazさん 千葉県
初めて西村京太郎氏の作品を読みました。タイトルに惹かれて手に取りました。東欧からシベリアまで旅情豊かで、自分は好きな作風です。今読むと（当然でしょうが）、1990年初頭へのノスタルジーを覚えました。日本側との場面切り替えもスビーディで、飽きさせませんでした。しかし、二点、腑に落ちぬ伏線がありました。自分は推理小説の良し悪しを語れる程の経験は持ち合わせませんが、（以下ネタばれご注意）(編集部削除）オチに深みがなく、今一つでした。総評として概ね満足ですが、詰めが甘かった印象を受け、その点が残念でした。
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