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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
ひと
著者名:小野寺史宜

2018-11-23 ペーさんさん 福島県
表紙と紹介文(POP)に惹かれて買いました。
受け入れ難い現実の中、折れることなく、でも焦ることなく前に進んで生きている姿に心を打たれました。聖輔の寛容さにもページをめくるたびに惹きつけられてしまいました。余裕のない状態であるにも関わらず、ひとに部屋を貸したり、ベースをあげたり、誕生日に飲み代を奢ったり、それと対比して、しっかりと曲がらないプライドを持っていて、奢られたくないひとには先に後悔が見えたとしても自分から出したり、僕には簡単にできるものではないと思いました。“道は譲る。ベースも譲る。店のあれこれも譲る。でも青葉は譲らない。譲りたくない。”もその代表そのものだと僕は思う。
僕自身、聖輔と同い年で人間関係に悩むことが多々あるが、この本のおかげで「一人じゃないんだ。」と思えました。
聖輔のように寛大に、周りのひとを大切に生きたいと思います。


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