書評 投稿ページ
投稿閲覧
ジャンル・タイトル・著者名
新書
再発見 夏目漱石
著者名:出口 汪

2009-09-19 笠原富美子さん 東京都
漱石の一連の作品を読んだのは、20歳前後の頃です。
その頃、「門」は「そうはいっても、姦通罪のある時代に、現実に愛を全うできた幸せな物語じゃないか」と思っていました。
主人公の悩み、苦しみなどおよそ自分勝手にも見えたものです。
30年たった今なら、漱石の伝えたかった苦悩が、自分にも少しは理解できるようになっているのか、この著書を読んで確認したくなりました。

戻る