2019-03-22 藤田伸朗さん 神奈川県 暗黒の安倍政権他、国家の闇を総括した好著。豊富なデータと情報で説得力に富む。国民はぼんやりしていると簡単に騙され、疑うことすら忘れる。政権は美辞麗句、甘言のオブラートに包み、国民に気づかれないよう、さもその政策が国民のためになるかを言葉巧みに言いくるめる。我々に大事なのはいい意味で「疑う」ことだ。「本当は何なのか」と常に自分に言い聞かせること。「民主主義とは不断の努力」と言われる意味はここにある。ところで一点疑問に思ったのは「財政危機」についての記述。氏は「18兆円の資産増で問題ない」と論ずるが、「財政危機」の問題はプライマリーバランスの「資産」(手持ちのお金)を構成する過半が借金だという点だ。ここに言及がないのは寂しい。
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