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ジャンル・タイトル・著者名
文芸書(文庫を除く)
東京クライシス 内閣府企画官・文月祐美
著者名:安生正

2019-04-27 T.Tさん 熊本県
圧巻の緊張感と人間の闇と光の描写でした。
安生氏の作品はバイオやテロなど外で起こる事象の印象が強く、今回は官邸が戦場とあったのでガラッと作風を変えたんかなと思っていました。それは全くの思い違いでした。架空の話とは言い切れない都市災害と人間の心理があまりに生々しく圧倒されっぱなしでした。自分がもし被災者になったらはたして本当に理性的でいられるんだろうかと自分に問うほどの内容でした。

読みながら主人公たちが織りなすかすかな希望に涙している自分がいて驚きました。素晴らしい作品でした。

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